原発疹まとめ

原発疹とは何か

原発疹(primary skin lesion)の定義の前に、皮疹の定義をしておきます。

皮疹(lesion)は「周囲の皮膚と比べて、異常な見た目や発育をしている部位」です。

ちなみに発疹(eruption)は「急速に出現する皮疹」のことです。

皮疹には、「原発疹」と「続発疹」という区別があります。

原発疹は「病気の進行の過程で直接引き起こされた皮疹」です。別の言い方をすれば、正常皮膚に一次性に生じる皮疹ということです。

それに対して続発疹は「他の皮疹が原因となって生ずる皮疹」で、二次性の皮疹とも言えます。

例えば原発疹である水疱が破けるとびらんになりますが、このびらんが続発疹の一例です。

原発疹は10個くらいに分類できて、さらに概要に書いたようなサブカテゴリに分けておくと覚えやすい気がします。

そもそも原発疹と続発疹を分ける意味が分からん、とか言われる場合もありますが、学生なんで真面目にまとめますから、ぜひ読んでやってください。

 

原発疹

紅斑

とりあえず皮疹が赤ければ紅斑で良いらしいです。ただし、赤に見えても、ガラスとか指とかを当ててみて色が消えない時は紫斑なので鑑別は注意。

紅斑の病態は真皮における血管拡張、充血。血液は血管外に漏出していないので、押すと色が消退します。

紫斑

真皮の血管が破綻し、血液が血管外に漏出して起こる皮疹。押して色が消えないのが特徴。

色は紫のものもあるし、新しい物は赤かったりする。

白斑

メラニンの消失により白色化した皮膚のこと。

メラニンが完全消失しないと白斑とは認めてくれない人もいるっぽい。その人たちはメラニンが減少した病態のことを不完全脱色素斑と言うらしい。この辺はちょっと分からないです。

色素斑

皮膚の色が変化して、特に隆起がないものを色素斑といいます。色は物質の沈着する深さによって褐色、黄色、青色と様々です。

浅ければ黒っぽくなるし、深ければ青くなります。

丘疹

直径1cm以下の限局性の皮膚の隆起のこと。ただ、そんなに厳密に直径を測って鑑別するものでもなさそうではあります。

直径0.5cm以下くらいのものを小丘疹といったりする。

結節、腫瘤

皮膚隆起の直径が1~3cmくらいであれば、これを結節と言う。ただ、大きさは丘疹でも小結節と表現されることもあり、なかなか曖昧。

なんとなく、腫瘍性の隆起というニュアンスがあるようです。

で、これが3cmよりも大きく、増殖傾向のある腫瘍性のものを腫瘤と呼びます。

水疱

中に液体があれば水疱。もし血が混ざって赤い場合、血疱といいます。

また、0.5cmより小さければ小水疱と言うようです。

膜に張りがあるか張りがないかに注目することが大事で、張りがなければ弛緩性水疱、張りがあれば緊満性水疱という。

これらは、液体の溜まっている深さが違うので大事です。

膿疱

内容物が膿の場合、これを膿疱といいます。内容物は好中球のことが多いです。

細菌感染によって生じる場合もあるし、無菌性の場合もあります。この点は診断上重要のようです。

真皮から皮下に膿が溜まっている場合、膿瘍(abscess)と言う。

嚢腫

嚢腫は体の色んな部位で起こるが、皮膚にも生じる。嚢腫の壁は上皮組織や結合組織からなり、内容物は角質、液体が多い。

必ずしも隆起を伴わない。

膨疹

限局性の真皮の浮腫である。境界明瞭で、多くは紅斑を伴う。

短時間で消える。

膨疹を伴う疾患に蕁麻疹があるが、蕁麻疹以外に膨疹を伴うものは殆ど無いらしく、膨疹ー蕁麻疹は一対一対応で良い。

テスト的には大事そう

CBTの過去問とかはまだみてないですが、この辺は覚えとくと一問くらいはでるんじゃ? みたいに思います。

本当は文字で勉強してないで実物の皮疹をみたほうが圧倒的に効率がいいと思いますが、学生なんで仕方ないですね…

このまとめは今後適宜アップデートしていきたいです。

以上。

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